よつば通信「No.36 寒くなってからのお楽しみ。」

「No.36 寒くなってからのお楽しみ。」2011年12月発行【2011.冬の号】

日毎に寒気加わる時節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
寒くなってくるこの時期、毎年楽しみなのが紅葉です。私も見ごろ情報をチェックして、先日滋賀県へ紅葉狩りに行ってきました。今回の目的地は湖東三山の一つ、百済寺です。湖東三山は、「西明寺」、「金剛輪寺」、「百済寺」の三山からなり、「永源寺」とともに紅葉の名所としても広く知られています。

その縁起は古く平安時代から飛鳥時代までさかのぼるそうです。その湖東三山の中で最も古いお寺が百済寺です。飛鳥時代、聖徳太子の発願により、百済国の梵閣「龍雲寺」を模して造られたそうです。重厚な石垣に覆われた「山城」のようなお寺でした。石畳や石垣が続く参道はとても趣があり、石畳の紅葉が絵になります。平安時代には数多くの塔頭を構えた壮大な寺院だったのが、度重なる大火や兵火によってほとんどが焼失してしまい、現在の本堂・仁王門・山門等は、江戸時代前期に建てられたものだそうです。

派手さはありませんが、観光客も比較的少なく、静かに参拝できました。百済寺には「天下遠望の名園」という池泉回遊式の庭園があります。その名の通り、見事な庭園でした。私が訪れた時の紅葉は５割程の色づきでしたが、緑色の中に黄色と朱色が入り混じった絵葉書のような絶景でした。今回、滋賀県へ行くために初めて石榑峠の新しいトンネルを通りました。

石榑峠といえば険しくて怖い道！！……というイメージだったのですが、新しいトンネルはなかなか明るくてきれいなトンネルでした。行きも帰りもあっという間でビックリです。トンネルの開通により走行距離、所要時間ともに大幅に短縮され、滋賀県との往来がグッと便利になりそうですね。ただ、走れど走れど出口が出てこない長さがちょっぴり怖かったです。百済寺へ行く途中、永源寺の横を通り過ぎました。こちらも紅葉の名所とあって観光客がたくさんいました。トンネルの登場で時間が短縮されたので、今度は永源寺にも行ってみたいです。（樋口真紀）

思い出のワンシーン2

第2回目は事務長五味義博の思い出です。詳細はこちらから

すりおろしリンゴやはちみつ緑茶で整腸対策！

寒くなるとお鍋がおいしい季節ですね。おいしいものをつい食べすぎて少し胃腸がくたびれてしまった時は、すりおろしたリンゴを食べてみて下さい。リンゴには、腸の働きを整えるペクチンがたっぷり含まれています。ペクチンは大腸内の善玉菌である乳酸菌などの働きを活発にして、おなかが速やかに回復します。リンゴのすりおろしは、下痢にも便秘にも有効です。ペクチンは、皮にも多く含まれていますから、皮ごとすりおろしましょう。すりおろすのが面倒な人は、食べやすい大きさに切ったリンゴを、５００ワットの電子レンジで２分ほど温めて、蜂蜜をかけて食べても効果がありますよ。蜂蜜には腸内環境を整える働きがあり、リンゴとは、とても相性がよいのです。また、下痢の時は、蜂蜜緑茶も、ぜひ試してみてください。作り方は簡単です。湯呑茶碗に淹れた温かい緑茶に、小さじ１杯の蜂蜜を溶かすだけです。宴会シーズン到来！おなかの調子を整えて、楽しい年の瀬を過ごしましょう。【環境福利委員会】