よつば倶楽部2004年10月号


 

よつば倶楽部2004年10月号

初めまして。10月を担当します宇佐見陽子と申します。(^-^)
「よつば倶楽部」では、何でも語っていいということなので、私の家で飼っている
ペットについての話をしたいと思います。



 私の家では犬(オス)1匹と猫(メス)1匹を飼っています。どちらも雑種です。
15年前、捨てられていた犬をひろってきました。おっとりとした性格で、毛が
とても多い茶色い犬です。かなりの老犬になりましたが、まだまだ元気で、今でも
私の家の人気者です。(^O^)



1年ほど前の初夏、やせた茶色い野良猫が犬の残ったエサをこっそり食べにくる
ようになりました。しばらくすると、稲を刈る前の田んぼで、その野良猫は1匹の
真っ白い子猫を産みました。人に見つからないように、稲の間に隠れるように住む
その親子は、野良猫のためあまり食べる物も見つからなかったのか、みるみるうちに
やせていきました。その姿を見てかわいそうに思い、私は子猫にミルクを少しずつ
あげるようになりました。親猫は自分も空腹のはずなのに、自分はミルクを飲まず、
そばでじっと子猫を見守っていました。

子猫がミルクを飲みに何度かやってくると、いつのまにやら犬と子猫は仲良くなって
いました。そのうち、稲刈りの時期がきました。猫の親子は住むところがなくなったため、
まだ小さい子猫は家で飼うことを決め、犬小屋の隣にダンボールで作った子猫の小屋を
用意しました。最初は警戒していましたが、だんだんその小屋で寝るようになり、
親猫はたまに子猫の様子を見に来るようになりました。そして、毎日子猫は私が家に
帰宅すると、家の門まで迎えにきてくれるようになりました。

しかし、子猫は産まれて半年も経たないくらいの頃、交通事故にあい亡くなって
しまいました。まだ行動範囲が狭かった子猫は好奇心旺盛だったため、道路のむこうには
何があるのかと、とびだしてしまったんだと思います。(>_<)

今では遠くから子猫を見守っていた親猫が私の家族にもなれ、犬と仲良く寝ています。
そして子猫のように毎日、家の門まで迎えにきてくれるようになりました。



猫の存在のおかげで、犬は老犬なのにとても元気です。というのも、猫にエサをとられまいと、
毎日残すことなくエサを全部食べているので、体力はまだまだあります。
今までは犬だけだったのが猫も増え、にぎやかになりました。昼間は2匹そろってゴロンと
幸せそうに昼寝をし、夕飯時になると2匹並んで座ってエサを待っています。
そんな光景にも慣れ、まだまだこんな状況が続くといいなぁと思っています。(^-^)

 

                        


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