よつば倶楽部2010年8月号


 

よつば倶楽部2010年8月号

こんにちわ、担当の神谷です。
今年の夏の暑さは格別ですね、皆様お元気ですか?
熱中症にはくれぐれもご注意ください。

さて、私は今年から来年にかけて、親しいお友達とその友人の8名のグル-プで、
四国八十八ケ所巡礼の旅を計画しました。
巡礼と言っても、現地のジャンボタクシ-を利用して目まぐるしく巡るというもの
なのですが、6月、9月、11月、来年の4月の4回の予定です。
第1回目の6月に2泊3日をかけて1番札所から23番札所までお参りをして
来ました。
旅行社から送って頂いた本を読んで、下準備をと思っていたのですが、日はあっと
いう間に迫ってきて、ぶっつけ本番(いつもの事ですが...)となりました。

1日目、お昼頃に徳島へ到着。簡易ではありますが、失礼にならない程度の白装束
に着替えての出発です。
白衣、輪袈裟、金剛杖、頭陀袋(線香や蝋燭、ライタ-、数珠等を入れるバッグです)
を用意してもらいました。

タクシーの運転手さんは先達(センダチと読むのですが、四国八十八ケ所を4回以上
巡拝していることが資格条件で、霊場会によって公認されるものだそうです)の資格
を持つ人で、参拝の作法や、お寺の縁起やエピソ-ドを熟知していて、ドライバ-兼
ガイドの役割をして頂きます。
このガイドさんの役割は、何も知らないでこの旅行の計画を立てた私たちには大変
重要で、楽しい旅行にして頂いたと感謝、感謝です。
まずは、参拝の作法を伝授されての1番札所でした。

最初のうちは、教えられた方法をこなすことに必死でバタバタと過ぎましたが、
しばらくする内に、お線香や蝋燭に火をともすことにも慣れてきて気持ちにも
余裕が...?
四国霊場では真言宗にのっとって行うことになっていますので、1つのお寺で、
本堂と太師堂の前では「般若心経」を唱えます。

満願までに、この「般若心経」を空で唱えることが出来る様になりたいなと
目標を定めました。


      

      


各寺院は自分が想像していたよりも、かなり山深いところにあったり、又、民家
の立て込んだ細い路地の奥にあったりして興味深く参拝をさせていただきました。
個人旅行でナビを頼りに巡るのはかなり大変かなという印象です。
各寺院は、修復されて新しくなった寺院もあり、又歴史を感じさせるかなり古い
寺院もありでしたが、どこも手入れが行き届いて威厳と風格を感じさせています。
山門の両サイドに立つ仁王様も、各寺院ですべて違うのも見学のポイントです。




 四国のお遍路道は大きく分けて4分割
 されるのだそうで、

  徳島県..
  「発心(修業への志をかためる)」

  高知県..
  「修業(自らと向き合って苦闘する)」

  愛媛県..
  「菩提(迷いから解かれる)」

  香川県..
  「涅槃(悟りに至る)」

 「転の教え」に重ねられているのだ
 そうです。



今回の2泊3日の旅行で、今までに自分が知らなかった事をたくさん教わり
ました。宿坊での初めて1泊や、寺院へお参りするときのお作法など..。
宗派に違いはあるものの1200年以上にもわたる長い歴史の中で受け継が
れてきたお遍路を巡ることで、歴史にふれ、四国の人情にふれ、新しい発見
にわくわくしています。

今回の旅行は、徳島県の「発心」の場所を巡ったのですが、次回の高知県は
「修行の場」で、距離的にも場所的にも厳しいようですが、満願達成まで
楽しみたいと思います。

これまでのよつば倶楽部