よつば倶楽部2008年2月号


 

よつば倶楽部2008年2月号

こんにちは。2月担当の樋口真紀です。
早いもので3回目の登場となりました。
今回は、昨年見つけた新たなお気に入りスポットのお話をしたいと思います。

歴史好きな私が、1番にハマったのは戦国でした。次にハマったのが、幕末です。
そして昨年、とある本(実は漫画)から新たなブームが到来しました!!
今回気になったのは、大正です!大正浪漫です!!
なんだか近いようで遠い昔……何といいますか、明治から大正にかけての人々の
生活文化?、服装とか建物とか、日本のようで西洋みたいな和洋おりまざった
ファンタジーな世界にハマりました。

そんな大正浪漫を味わいたくて観光地を探してみたところ、意外と近場にありま
した。今回のターゲットは、桑名の六華苑、諸戸邸です。


まず向かったのは、諸戸氏庭園。思っていたより歴史は古く、室町時代には既に
邸宅・庭園があったそうです。明治になってから御殿と池庭が付け加えられたとか。

こちらは春と秋のみの限定公開で、私は春の部の終了間際、昨年の6月下旬に
行きました。

 

6月の見どころは菖蒲……のはずが、ちょっと行くのが遅かったので、まばらになって
いました(苦笑)全盛期は庭園が菖蒲に埋め尽くされるようです。紫や白……色彩溢れ
る眺めは、さぞかし綺麗なのでしょうね。また行く機会があれば、今度は早めに行きた
いと思います。


      

個人的には、その庭にある推敲亭という小さな建物が好きです。内部は3畳。広くは
ないのですが、障子がめぐらしてあり、趣のある造りとなっています。

そこを通して見るお庭がまた綺麗なのです。障子の間からみえる絶妙なバランス、
なんだか絵になるから好きです。

月夜の晩、障子を少しだけあけて、菖蒲に埋め尽くされたお庭を一望しつつ、お月見
とかしたらすてきでしょうね。抹茶と御菓子付ならなおのこと(笑)


  

さて、庭園を後にして、次に向かったのが六華苑。桑名の実業家 諸戸清六の邸宅と
して、大正2年にできたものだそうです。

こちらは、洋館と和館、蔵などの建造物群と日本庭園で構成されています。
門をくぐり、広大な敷地内に足を踏み入れると、そこはもう別世界でした。

  

         

洋館は立派ながらもシンプルな造りです。中にはいると、当時を思わせる豪華なお部屋
の数々。立派な家具が並んでいました。

私のお気に入りは、2階のサンルームです。こんな場所で優雅なひと時を過ごしたいな~♪
なんて気持ちにさせられます。

窓からみえるお庭の景色も絶景ですよ。

  

その洋館に和館がくっついているのですが、もうとにかく「広い、広すぎる!!」の
一言でした。内線がなかった時代、家の人を探すだけでも一苦労って感じです。
端から端まで歩くだけで運動になりそうですね(笑)


  

  

洋館、和館だけでなく、いくつかの蔵と離れ屋などもあり、広大なお庭も含めると
すべて見るにはけっこう時間がかかります。しかし、どれも一見の価値あり。

私は行く時間が遅かったので、お庭まではまわれませんでした。
また改めて、ゆっくり見学しに行きたいと思います。

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