よつば倶楽部2004年12月号


 

よつば倶楽部2004年12月号

はじめまして、もしくはこんにちは。樋口真紀と申します。
よつば倶楽部、12月を担当させていただきます。

せっかくこういう場を与えていただきましたので、普段はなかなか語れない(聞いてもら
えない)趣味について、大いに語らせていただこうかと思います(^^ゞ


私は歴史が大好きです。学生の頃から、ディズニーランドより寺社仏閣・城郭etc、史跡
散策が好き‥‥という変わり者です(;^_^A

そういった場所には、かつてあった出来事を思い起こさせる何かがあります。あの人も
ここに立ったのかなぁ‥‥と思うと、なんとも言えない気持ちでいっぱいになります。
何百年という隔たりがあっても、確かにそこにあった(居た)という事実、浪漫ですね。


さて、そんな私の一番好きな歴史上の人物は‘織田信長’です。
尾張の小勢力から、わずかな間で戦国の覇者となり、天下統一の一歩手前まで行った。謀反
という悲しい出来事で命を落としたものの、生きていればどうなっていたのでしょうか。
「もし、本能寺の変がなかったら……」そう考えずにはいられません。


いざという時の速い決断力。過去の常識やしきたりを否定してでも、自分の考えで進んで
しまうところ。ピンチな時でも強気で積極果敢に戦うところ。
先見性と現実性と独創性……etc。自分にはないものを持っている方だからこそ、とても
尊敬しています(^^)


好きになったきっかけはこれといってないのですが、気付いたらものすごくハマっていま
した。高校の時だったので、もう○○年モノです(苦笑)当時は、毎日のように小説や
資料を読みあさり、それを友達に無理やり聞かせていた記憶があります(^_^;)
もともと歴史上の人物として人気の高い信長公、小説云々もかなりたくさん出ています。
それにタイミングよく、その年の大河ドラマが「信長」だったため、私の想いは加速しま
した。学生で車の運転ができなかった私の命令の下、愛知・岐阜・滋賀等の至る所に行か
された親の苦労を思うと、申し訳なかったなぁ……とも思います(笑)今のインドアな
自分では、考えられないハードスケジュールでした。


これまでにたくさんの史跡を見て廻りましたが、一番好きな場所は‘安土’です。
大河ドラマで「信長」を放送していた年、初めて安土城址へ行きました。
初めて行った時は、本格的な調査整備工事が開始されたばかりだったので、往時の姿を
伝えるものはごくわずかでした。登城(?!)の際に見た、うっそうと茂る林の中、木の
根元に置かれていた工事用のヘルメット……あれにはビックリしました(゚_゚;)
その後、「ただ、あの地に再び立ちたい……」という思いで何度か赴きましたが、行く度に
城址は姿を変えていました。最初に行った時の急な階段は、なだらかなものになっていま
した。一番驚いたのは道が変わっていたことです。調査の結果、築城から四百年の年月の
間に大きく変貌していたことがわかり、築城当時の姿に復元されたそうです。ただの林
だった羽柴秀吉邸も平面整備され、自由に見学できるようになっていました。建物につい
ては復元されていませんが、復元模型と再現ビデオで築城当時の姿を見られました。
現代の技術はすごいですね(笑)次に訪れるのが楽しみです。


そんな‘織田信長’一筋な私でしたが、最近久々のヒットがありました。
幕末でございます(笑)とある出来事で、新選組にハマってしまいました。
折しも大河ドラマは「新選組!」……運命を感じました(^_^;)


新選組といえば、ビッグ3と言われる近藤勇・土方歳三・沖田総司は知っていましたが、
他の方々はあまり知りませんでした。池田屋事件は知っていましたが、その前後は
ほとんど知りませんでした。華々しい全盛期しか見ていなかった私にとって、新選組の
行く末は実に衝撃的なものでした。局長の近藤勇をはじめ、隊士の方々があんなに若くして
命を落としていたとは。中でも土方歳三の一生には、なんとも言いようのない熱い思いを
感じました。


幕末については、まだまだ知らないことがいっぱい。これから、いろいろと調べていこうと
思っています。知らなかった史実を知るときはドキドキします。そんなドキドキがあるから
こそ歴史ファンはやめられません。また、「if」があるのも歴史の魅力です。


数年前、京の三条大橋付近を歩いていて偶然見つけた池田屋跡……。まずは、近場の京都から
新選組史跡紀行に行きたいと思いますm(__)m

      

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